（ボリード）

エルメスのボリードが誕生したのは1923年。長い歴史を持ち、現代まで受け継がれてきたバッグです。

名前の由来は、フランスのブガッティ社がHERMESに依頼し現在のボリードとほぼ同じバックを販売していて、このことから半楕円形のバックはブガッティ型とよばれ当時バックの一般的名称でした。その後、HERMESは1923年にBAGの名称をブガッティからボリードに変更しました。

ボリードの形状は自動車移動を想定して作られたバッグで移動中にバッグの中身が飛び出してしまうことがないよう、ファスナーをつけたことが始まりです。

（オータクロア）

エルメスで初めて作られたバッグは1892年に発表されたのがオータクロアというモデルです。馬の鞍つまり馬用のサドルを入れるためのバッグとして作られたものでサック・オータクロアと呼ばれていました。

ですが、馬車の時代が終わりを迎えつつあったこともあり、鞍用としてではなく、旅行用のバッグとして使われることが多くなっていきました。

バーキンよりも縦長なデザインが特徴です。

（クロコニロティカス）

ジンバブエなどのアフリカ・ナイル川流域が原産地。

フェルトを用いて機械的に斑を研磨してマット加工を施しています。

（アリゲーターマット）

ミシシッピーワニとも呼ばれるアメリカ・ミシシッピー川流域が原産地のクロコダイルのレザーにフェルトを用いて機械的に斑を研磨してマット加工しています。

（オーストリッチ）

主に南アフリカやオーストラリアを原産地とする。水玉模様のような羽毛を抜いた跡のクイルマークが特徴。

（リザード）

主に東南アジアを原産とするトカゲのレザー。美しく並んだ繊細な斑と光沢が特徴。

（トワルアッシュ）

HERMESのHが冠された、最もベーシックなキャンバス素材。平織りしているため、丈夫で強い特徴があり、縦と横の糸色を変えることにより絶妙な織り目となっています。

（トワルＧＭ）

トワルアッシュより粗目のキャンバス素材。生地の目が粗いのでGM(Grand Modele)となりました。

（クシュベル）

現在は廃番となっていますが、正式名称をヴォー・グレネ・クシュベルと言います。雄の子牛革を使用した素材です。ガラス加工やプレス加工を施した光沢のある細かい型押しが特徴で、しっかりした質感がありながらも、軽量で、傷擦れや水濡れに強く扱いやすい素材です。

（リセ）

ヴォー・グレネ・クシュベルの後継素材ですが、現在は廃番となっています。雄の子牛革を使用した素材です。ガラス加工やプレス加工を施した光沢のある細かい型押しが特徴で、クシュベルに比べ程よいマット感がある素材です。

（コロマンデル）

シェーブルよりも目が粗く、艶のある雌山羊革。ほどよい柔らかさで軽い素材。